おばんざい伝承師

おばんざい伝承師とは

おばんざいの精神と知恵を伝承し、その価値と魅力を広める人。

長い歴史の中で培われてきた「おばんざい」の精神や知恵には、現代にも通じる大きな価値と多くの魅力があります。

食に関わる様々な問題を抱える現代社会の中にあって、おばんざいの普及はそれらの解決をうながす一つの力となるでしょう。

おばんざい伝承師とは、おばんざいの精神と知恵を伝承する人であり、食に関わる様々な問題の解決に寄与する為におばんざいの価値や魅力を伝え広めていく人でもあります。

この二つの役割を通して「おばんざい」という文化を普及させ発展させていくことも、おばんざい伝承師の社会的な使命です。

おばんざい伝承師 大師範

石黒美江

1975年同志社大学卒業後、伏見区の生家石黒商店(創業1893年)にておばんざいの調理・販売を開始。2012年Seafood Senior Meister 取得、2013年京都大学大学院おばんざい研究会内におばんざい伝承師制度創設。2021年京都新聞、そおろとおばんざい連載開始(全51回)。現在京都、岡山他にておばんざい教室を開催しおばんざい伝承師の育成に奮闘中。復興水産販路回復アドバイザー、水産加工業イノベーションプラン支援事業専門家他。

石黒さんは京都に生まれて京都で家庭を持ち、100年以上続く家業の食品店を継承されて50年に渡りおばんざいを作り続けてこられました。

京都は晴れの日、褻の日がはっきりしており、仏事神事に沿った生活様式や職人さんの多い街ですので、石黒さんが作るおばんざいの品数は数えきないほど、また美味しいのです。

石黒さんには「おばんざい伝承師 大師範」となり、おばんざいを次の世代に伝え、育成する役目を担っていただくことになりました。

一般社団法人日本おばんざい協会 代表理事
川淵智子

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